私はコンタクトレンズユーザーなのですが、先日、度を上げるベくメガネ屋に行ってきました。
というのも、私の通う大学はコロナ禍で徹底してオンライン授業だったのですが、次の学期からはほぼ全面的に対面授業を再開するというお達しがあったのです。
以前大学に出向いたときに、講義室のかなり前の方の席でもスクリーンの文字が読みにくかったのですが、そのときは目を細めてなんとかやり過ごしました。
しかし対面授業が再開するならさすがにまずいぞということで、重い腰を上げてメガネ屋に行ってきました。
そこで今回は、ドイツでのコンタクトレンズの買い方や、メガネ屋に行く前に知っておくべきドイツ語単語・表現などを解説します。
目次
コンタクトレンズはオンラインで買える
ドイツでは、コンタクトレンズはメガネ屋、dmなどのドラッグストアもしくはオンラインで購入できます。
つまり、今まで使っていたのと同じメーカー・種類・度のコンタクトレンズを買いたい場合は、オンラインで事足りるわけですね。(日本で使っていたコンタクトレンズがドイツで販売されていないということもありますが…)
Amazonはもちろん、FielmannやApolloなど大手メガネチェーンのサイトでも購入できますし、他にもコンタクトレンズを取り扱っているサイトはたくさんあります。
私はいつもコンタクトレンズの値段比較サイトKontaktlinsen Preisvergleichを見て、どこで買うか決めています。
ただここにはあまり名前の知られていないサイトも多く出てくるので、そういうところを利用する時はまず「サイト名 Erfahrungen(経験)」「サイト名 seriös(信頼できる)」などで検索して、大丈夫そうかどうかを事前にチェックするようにしています。
「数ユーロの差にそこまで時間をかけたくない!」という方やよくわからないサイトを利用するのに抵抗がある方は、Amazonか大手メガネチェーンのサイトが確実です。
というわけでドイツでコンタクトレンズはオンラインで簡単に買えますが、度を変えたい場合や初めてコンタクトレンズを購入する場合は、メガネ屋か眼科で視力検査をしてもらうことになります。
今回はApolloというメガネチェーンで購入
今回は手軽にメガネ屋で検査してもらうことにしました。
メガネ屋にはAugenoptikerという眼鏡光学機械を扱える資格をもったスタッフがおり、その人たちは視力検査ほかコンタクトレンズを作るのに必要な検査を専門としています。
今回は、Apolloというメガネチェーンに行ってきました。Apolloはドイツ全土で展開しているので、街中で見たことがある方も多いかもしれません。
公式サイトから最寄りの店舗を検索して事前に予約することもできますが、コンタクトレンズの度を変えるだけならば特に必要ありません。
以下、店舗での流れです。
- スタッフにレンズの度を変えたいことを伝える・ヒアリング
- 視力検査・度数の調整
- お試し用のコンタクトレンズで見え方の確認
- その場で購入または定期配送の申し込み
1. ヒアリング
スタッフにレンズの度を変えたいことを伝える(この時のドイツ語表現は記事後半で表にまとめています)と、まずヒアリングがありました。聞かれたことは以下の通りです。
- 今使っているレンズの詳細
- コンタクトレンズの使用場面:車の運転はするか?使用頻度はどれくらいか?など
希望の購入量:右目左目、何個入りの箱をいくつずつ?
今使っているコンタクトレンズについては、商品名に加え度数やベースカーブなど細かい数字を聞かれるので、今使っているレンズの箱を持っていくといいと思います。
2. 視力検査・度数の調整
次に検査に入ります。検査をする前に、車の運転免許は持っているかと聞かれました。ドイツでは運転免許のための視力検査をメガネ屋で受けるのが一般的だそうです。
運転免許の視力検査は普通の視力検査と異なるため、検査の前に確認されます。視力検査の流れは日本と変わりません。
一つ違うのが、ドイツではランドルト環(あのCみたいなやつです)の代わりに数字やアルファベットを使うということです。
ただ、前述の運転免許用の視力検査だとランドルト環を使うようです。
3. お試し用のコンタクトレンズで見え方の確認
度数が決まると、お試し用のコンタクトレンズがもらえました。購入するメーカーのものではなく、あくまでも試着用ということでした。
レンズ装着後、目になじむまで15分くらい店内をウロウロしながら見え方を確認するようスタッフの方に言われました。
4. その場で購入または定期配送の申し込み
コンタクトレンズの在庫があればその場で購入できますが、ない場合はあとで取りに来ることになります。
今回は、定期配送にすると1回目のコンタクトレンズ代が無料になる&毎回割引で購入できるというサービスをやっているとのことだったので、3か月に1回の定期配送を申し込みました。
解約・配送間隔の変更は、店舗に電話をすればいつでもできるとのことでした。2回目が配達される前に解約することもできるそうです。
注意点:コンタクトレンズはしていかない
一般的に、視力検査のときはコンタクトレンズはして行かないほうがよいそうです。直前で外しても、見え方が通常時と異なってしまう場合があるからだそうです。
私も、検査の前に前回コンタクトレンズをつけたのはいつかと聞かれました。
ドイツでメガネ屋に行くなら覚えておくといい単語・表現
ドイツ語単語・表現 | 和訳 |
---|---|
die Kontaktlinse | コンタクトレンズ(複数形:Kontaktlinsen) |
der Sehtest | 視力検査 |
die Sehstärke | 度数 |
Ich möchte gerne die Sehstärke der Kontaktlinsen anpassen. | コンタクトレンズの度数を調整したいのですが。 |
Mit dem Glas sehe ich besser (schärfer/deutlicher/genauer). | このレンズのほうがよく(はっきり/はっきり/細部まで)見えます。 |
Es gibt keinen (großen) Unterschied. | (大きな)違いはありません。 |
見え方に関してはほかにもいろいろな表現があると思います。
実際の視力検査はかなりスピーディーに進むのと、見え方を本当に何回も聞かれるので、毎回一文しっかり言っている時間はあまりないかもしれません。私の場合、実際は「んーbesser」「あーschlechter」ぐらいしか言えませんでした笑
ドイツでコンタクトレンズ購入はメガネ屋で
私はドイツ在住2年目ですが、ドイツで肉屋や診療所など、会話をすることが求められるところに行くのはやっぱりまだ緊張します。それで行くのをどんどん後回しにしちゃうんですよね。
ですが今回コンタクトレンズの度を3〜4年ぶりに調整して、格段によく見えるようになり、重い腰を上げてでも行ってよかったなぁと思いました。
メガネ屋での会話は、基本的に聞かれたことに答えるだけだったので、自分から会話をリードする必要はありませんでした。また質問も回答も、ほぼ簡単な単語だけで済みました。
ただ、検査などで時間がかかる分会話量は多くなります。特に相手から質問される場面が多いので、聞き取りが苦手な方は英語でとお願いしてみるか、ドイツ人に同伴してもらったほうがいいかもしれません。